2011年12月1日

大阪時代(三三)

「何をモタモタぬかしとんじゃい!仕事も半人前のクセしやがって!女にチョッカイだすのは一人前
やのオー!!サー!どうすんのんじゃい!!」
「えらいすんまへんでした。主任と付き合うてんのは、知らんかったし、ホンマすんまへんでした、
チョット冗談言っとっただけですわ!すんません!」
「ヤカマシワイ!何が冗談や!おんどれ冗談で人の女に手出すんか!どや!コノ阿呆んだらがー!」

「熟した小豆島オリーブの実」


とにかく大きな声で店中が何事かっ、という位な声。
店長が飛んできて「主任!どないしたんや!大声出して!お客サンも皆さんビックリしてるがな」
すると主任「ヤカマシ!!店長はひっこんどれ!!あんたは関係ない話や!このガキと話てんねや!」
とにかく小生焦ってしまって「とにかく主任、すんまへん、今仕事中やし、店終わった後で話しましょ」と。
「何ィー!!後で話しつける!?オンドリャ、誰に物言うとんじゃ!!死にたいんか!コラ!!」
いきなり張り倒された。
ドーモ最初から、嫌な目付きで人を見やがって、朝挨拶しても返してもらった事もない。
ケッ、舐めやがって!と思ったらグワー!!ときた。足を掴んで思い切り引いたら、ひっくり返って鍋やフライパン、皿は割れるし、もうシッチャカメッチャカ、その上に飛びかかって、後はもう組んず解れつ。

石倉三郎