瀬戸内海に浮かぶ小豆島にある「二十四の瞳映画村」は、壺井栄の不朽の名作『二十四の瞳』の映画ロケ地として使用されたオープンセットを活用した観光施設です。昭和初期の小さな漁村を忠実に再現した村内は、まるでタイムスリップしたかのような懐かしい風景が広がり、年間を通じて多くの観光客が訪れる小豆島の代表的な観光スポットとなっています。
二十四の瞳映画村の観光所要時間は、一般的に1時間30分〜2時間30分が目安となります。
1時間コース(急ぎ足) メインの木造校舎や民家セットを中心に見学し、記念撮影を楽しむ基本コース。時間に余裕がない方や、他の観光地も巡りたい方におすすめです。
2時間コース(標準) 村内をゆっくり散策し、壺井栄文学館や映画資料館「松竹座」も見学。カフェでの休憩時間も確保でき、最も人気のある滞在プランです。
3時間コース(じっくり) 全施設を丁寧に見学し、体験プログラムへの参加や、海沿いの遊歩道散策まで楽しめます。昭和の給食体験や駄菓子屋での買い物など、ノスタルジックな体験を満喫したい方に最適です。
所在地: 〒761-4424 香川県小豆郡小豆島町田浦甲931
車でのアクセス
● 土庄港から約55分
● 池田港から約35分
● 坂手港から約15分
公共交通機関
● 小豆島オリーブバス「田ノ浦映画村」下車
● 渡し舟:オリーブビーチ「オリーブ・ナビ桟橋」から約10分(車より早いユニークなアクセス)
開館時間: 9:00〜17:00(最終入村16:30) 休館日: 年中無休(臨時休館あり)
入館料
● A期間(3/15〜7/20)大人900円/小人450円
● B期間(7/21〜11/30)大人1,000円/小人500円
● C期間(12/1〜3/14)大人850円/小人430円
岬の分教場セット券: 期間により大人950円〜1,160円、小人480円〜580円
駐車場: 無料(普通車150台) 問い合わせ: 0879-82-2455
映画のメインロケ地となった木造校舎は、大正から昭和初期の小学校を忠実に再現。教室内には当時の教科書や机が並び、実際に座って記念撮影も可能です。黒板に書かれたチョークの文字や、木製の床のきしむ音が、訪れる人を昭和の時代へと誘います。
原作者・壺井栄の生涯と作品世界を紹介する文学館。直筆原稿や愛用品の展示のほか、小説『二十四の瞳』誕生の背景を知ることができます。文学ファンには見逃せないスポットです。
昭和の映画館を再現した施設で、歴代の『二十四の瞳』映画作品の資料を展示。懐かしい映画ポスターや、実際に使用された撮影機材なども見学できます。
漁師の家、商店、郵便局など、昭和初期の村の暮らしを再現した建物群。それぞれの建物内部も見学可能で、当時の生活用品や家具が展示されています。特にチリリン屋では駄菓子など実際に昔懐かしいお菓子を購入することもできます。
映画村から続く海沿いの遊歩道は、瀬戸内海の美しい景色を楽しめる絶景スポット。天気の良い日には対岸の岡山県まで見渡せ、写真撮影にも最適です。
効率的に映画村を楽しむには、まず入口近くの木造校舎から見学を始め、順路に沿って民家セット群を巡るのがおすすめです。その後、壺井栄文学館と松竹座を見学し、最後に海沿いの遊歩道を散策するルートが、無駄なく全体を回れる王道コースとなっています。
昼食時間帯に訪れる場合は、村内のカフェ「キネマの庵」で昭和の給食セットを味わうのも良い思い出になります。アルミ製の食器で提供される揚げパンや冷凍みかんなど、懐かしい給食メニューが大人にも子どもにも人気です。
春は桜が咲き誇り、映画村全体が華やかな雰囲気に包まれます。夏は瀬戸内海からの心地よい海風を感じながらの散策が爽快です。秋は紅葉が美しく、昭和の建物との調和が絵になります。冬は観光客が比較的少なく、ゆったりと見学できる穴場シーズンです。
二十四の瞳映画村は、単なる映画のロケ地見学にとどまらず、昭和初期の日本の原風景を体感できる貴重な観光施設です。所要時間は最低でも1時間30分は確保し、できれば2時間以上かけてゆっくりと巡ることをおすすめします。小豆島観光の際は、エンジェルロードや寒霞渓などの他の名所と組み合わせて、1日かけて島内を巡るプランを立てると、より充実した旅行になるでしょう。懐かしい昭和の世界に浸りながら、心温まる時間をお過ごしください。
香川県小豆郡小豆島町田浦
TEL 0879-82-2455
FAX 0879-82-1824
AM9:00~PM5:00
Copyright Nijyushinohitomi eigamura Inc.Future institute Corporation All rights reserved.
このホームページの資料・画像・文章等を許可なく転載することを禁じます。
