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街の喫茶店で分厚いプリンを味わい、商店街の手描き看板にカメラを向ける「昭和レトロ観光」。今や全国で楽しめる定番の旅スタイルですが、写真映えだけでは物足りない、生活の温度まで感じたいという方におすすめしたいのが、香川県・小豆島の二十四の瞳映画村です。
ここには、木造校舎と海が隣り合う「昭和の日常」が、音・匂い・手触りごと丸ごと残されています。教室の机に手を置けば木の艶が指先に伝わり、窓の向こうで瀬戸内海がきらめく。路地の砂の感触、看板のかすれ、波音――演出ではない本物のレトロが、静かに立ち上がります。
屋内外の動線に断絶がなく、校舎から港まで当時のスケール感で歩けます。現代的な建物に遮られることなく、昭和の世界に浸り続けることができます。
『二十四の瞳』の背景を知れば、木机や黒板、通学路に物語が宿ります。作品未見の方でも、敷地内のギャラリー松竹座での上映で理解を深められます。
教室の窓から海が見える――この距離感こそ瀬戸内の原風景です。夕方、防波堤の風に当たれば一日の記憶がやさしく結ばれます。
午前 港町の商店やベーカリーで腹ごしらえ。日差しが柔らかな時間に映画村へ入り、木造校舎と路地を撮影。
昼 島食材を使った軽食でひと息つく。
午後 ギャラリー松竹座で本編を鑑賞するか、展示をじっくり読み解く。
夕方 日没30分前には海辺の防波堤へ。光がやわらかく反射し、人物も風景もきれいに写ります。
余力があれば 帰路にオリーブ公園や干潮時のエンジェルロードを組み合わせれば、昭和×瀬戸内の一日が完成します。
所在地: 〒761-4424 香川県小豆郡小豆島町田浦甲931
車でのアクセス
● 土庄港から約55分
● 池田港から約35分
● 草壁港から約15分
● 坂手港から約5分
公共交通機関
● 小豆島オリーブバス「田ノ浦映画村」下車
● 渡し舟:オリーブビーチ「オリーブ・ナビ桟橋」から約10分(車より早いユニークなアクセス)
開館時間: 9:00〜17:00(最終入村16:30)
休館日: 年中無休(臨時休館あり)
入館料
● A期間(3/15〜7/20)大人900円/小人450円
● B期間(7/21〜11/30)大人1,000円/小人500円
● C期間(12/1〜3/14)大人850円/小人430円
岬の分教場セット券: 期間により大人950円〜1,160円、小人480円〜580円
駐車場: 無料(普通車150台) 問い合わせ: 0879-82-2455
散策のみ: 60〜90分 食事・カフェ・お土産込み: 2〜3時間 映画鑑賞も含める場合: 半日
ベストタイム 混雑期は10時前の入村が快適。撮影狙いなら日没30分前の防波堤が最良の「黄金時間」です。
昔ながらの竹馬や水路の魚のエサやり体験が好評です。「タイムスリップみたい」と子どもが喜ぶポイントを散策の合間に楽しんでください。
木枠の窓や戸口をフレームに使うと昭和の質感が際立ちます。モノクロ・フィルム調の撮影も相性抜群。館内撮影については表示とスタッフの案内に従ってください。
高松を拠点に、直島のアートや栗林公園、屋島の展望とつなげると、文化と風景のグラデーションが自然に組み上がります。
香川県は動線がコンパクトなので、一日一エリアの原則で無理なく回せます。フェリーは往路・復路で港を変えると時間効率が上がることがあります。
Q. 映画を観ていなくても楽しめますか? A. もちろんです。村の雰囲気や海の景色、展示や島グルメだけでも十分満足できます。上映で背景を知れば、街並みの見え方が一段深まります。
Q. 所要時間はどのくらい? A. 散策+飲食で2〜3時間。上映を含めると半日が目安です。
Q. 「岬の分教場」と映画村の校舎の違いは? A. 岬の分教場は実際に使われた本物の校舎、映画村の校舎は海辺の景観を活かした撮影用セットです。趣が異なるのでセット券で両方の体験をおすすめします。
昭和レトロは単なる「飾り」ではなく、暮らしの記憶を連れてくる装置です。小豆島の二十四の瞳映画村は、その記憶に実体を与えてくれる特別な場所。
香川県小豆郡小豆島町田浦
TEL 0879-82-2455
FAX 0879-82-1824
AM9:00~PM5:00
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